TODOという名前通りめちゃくちゃシンプルなTODO管理ツールです。特徴をそれぞれ書いていきます(2017/4/24時点の情報です)。といっても非常にシンプルなので読むより触ったほうが早いです。
特徴
ユーザID・パスワードは不要
- TODOリストを作ると、http://xxxxxxxxxx.todo.io/xxxxxxxxxx 形式のユニークなURLが生成されます。生成されたURLとTODOリストが対応づけられています。このURLをブックマークして使うのが良さそうです。余談ですが、現在は「xxx」の部分の文字長は10文字で固定のようでした。使われる文字は英数字がランダムに使用されるようです。
- URLを忘れた場合の復旧手段はなさそうです。つらい。アカウント方式であれば、「パスワードを忘れた方はこちら」でなんとかなりますが、正当な利用者であることを保証するのが難しいので「URLを忘れた方はこちら」とはできませんしね・・・。
外部への公開用URLも発行される
- リストの作成と同時に、http://todo.io/list/yyy 形式で公開用URLが発行されます。
- 公開用URLの「yyy」と上述したURLの「xxx」はまったく異なるものになっています。何か法則はあるかもしれませんが、少なくともぱっと見で推測はできなさそうです。
- 公開用はあくまで閲覧のみでそれ以外の操作はできません。
TODOとして書けるのはタイトルのみ
- 説明文や作業過程を書いたりはできません。タイトルのみ書けます。
- TODOに対して可能な操作は、追加、削除、並び替え、完了チェックくらいです。必要最低限。完了チェックされたTODOは次回表示時に、下の方にいくようになっています。
- TODOを追加するボードは複数作成できます。
- TODOの期日は設定できません。
そのほか
- 最近のWebサービスではもはや当たり前となっているWebhookを設定して気持ちよくなったり、ボード間のTODO移動などの定番(?)の操作もできません。
- 言語は英語とドイツ語のみの対応です。
まとめ
TODOはタイトルのみ登録可能で、期日は設定不可なので、短期的ですぐに終わる用事を登録するのが良さそうな印象を受けました。晩御飯の材料買うとか郵便物出すとかそういった日常的な用事を登録するのに向いてそうです。
プロジェクトなどで多機能なTODO管理ツールを駆使している方々にとっては、なんだかできないことが多いなーという印象だったかもしれません。会社ではRedmine、プライベートではAsanaやTrelloを利用している私も乗り換えるかと言われると微妙なところです。それではなぜ記事にしたのか。
記事にした理由は、「サインアップ不要」であることに良さを感じたからです。私の知り合いには、ITに馴染んでいる人と全くそうでない人がいます。後者の人の中には、「ログイン」や「アカウント作成」に未だ抵抗を持っている人が多いです(抵抗を持っている人達に年齢の偏りはありません)。その人達に勧める上で、「サインアップ不要」という要素は、非常に魅力的な要素だと思います。生成されるURLがどれほどセキュアかどうかなど、別途、議論の余地があるポイントはあるかと思いますが。
余談
「ユーザとそのユーザが持つ情報を結びつけるためにアカウントが本当に必要かどうか」というのは深く考えていなかったポイントなので、それを考える良い機会になりました。
もしアカウントが必要なのであれば、本当にサービス固有のアカウントが必要かどうかも考慮が必要なポイントだと思います。GoogleやTwitterなどでは、既存のアカウントでログインできるようにするための仕組みを提供しています。この仕組みで事足りるのであれば、それを利用したほうが良いとも思うのですがどうなんでしょう。
本題からだいぶ脱線してしまいましたが、以上、余談でした。